促成ナス栽培におけるトンネルと枝ダクトを組み合わせた株元加温システムの開発
促成ナス栽培におけるトンネルと枝ダクトを組み合わせた株元加温システムの開発
レコードナンバー | 833771 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20004168 | NACSIS書誌ID | AA11608561 |
著者名 | 森山 友幸 奥 幸一郎 | ||
書誌名 | 園芸学研究 | ||
別誌名 | Horticultural research (Japan) | ||
発行元 | 園芸学会 | ||
巻号,ページ | 11巻・ 4号, p.531-536(2012-10) | ISSN | 13472658 |
全文表示 | PDFファイル (496KB) | ||
抄録 | ナスの促成栽培における暖房コストの削減を目的として,ナスの地際部に設置したトンネル内に暖房ダクトを挿入して株元部を加温するシステム(ダクト加温システム)を開発した。暖房機が稼動した期間ではダクト加温区の方が対照区より夜間の茎表面温度が6.3℃高く,暖房機が稼動しなかった期間でもダクト加温区の方が対照区より約3℃高かった。ダクト加温システムによって側枝の成長および果実の肥大が促進し,対照区より収穫果数が多くなり,商品果収量が増加した。10℃に暖房したハウスのダクト加温区の商品果収量は,12℃のハウスの対照区と同等であった。本システムは従来の暖房システムを改良して行うことができるため,資材費として10a当たり約2万円/年の投資で対応できる。従って,ナスの促成栽培においてダクト加温システムは収穫果数を確保しつつ暖房コストを大幅に削減できる実用的な栽培技術であるといえる。 | ||
索引語 | 期間;ナス;ダクト加温システム;ダクト加温区;開発;枝ダクト;促成栽培;暖房コスト;削減;暖房機 | ||
引用文献数 | 14 | 登録日 | 2013年10月08日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |