サケ稚魚長距離輸送時の経時的水質変化

サケ稚魚長距離輸送時の経時的水質変化

レコードナンバー833791論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20039028NACSIS書誌IDAA12497659
著者名藤原 真
實吉 隼人
鈴木 邦夫
書誌名北海道水産試験場研究報告 = Scientific reports of Hokkaido Fisheries Research Institutes
別誌名Sci. Rep. Hokkaido Fish. Res. Inst
北水試研報
発行元北海道立総合研究機構水産研究本部
巻号,ページ82号, p.27-32(2012-09)ISSN21853290
全文表示PDFファイル (552KB) 
抄録サケ稚魚の長距離輸送において輸送タンク内の水温,溶存酸素量,pH,電気伝導率,アンモニア態窒素濃度などの水質変動を調べた。2011年の3~4月にサケ稚魚86万尾(平均体重0.7~0.9g)を遠距離に位置する飼育場4箇所へトラックにより酸素補給しながら輸送した。輸送前の餌止め日数は1日であった。単位容積あたりの収容重量から求めた輸送時のタンク内の収容密度は6.0~7.2%,輸送距離は227~340km,輸送時間は4.9~7.1時間であった。タンク内の水温はほぼ一定であった。また,pHは輸送開始直後に低下がみられた後,中性に回復することはなかった。溶存酸素量は増加し,2.5時間後にはすべての輸送群で過飽和に達した。NH4-N濃度は輸送時間に比例して増加し,7時間後には6.38mg/lに達した(その際のNH3濃度は0.0009mg/l)。さらに電気伝導率とNH4-N量には相関関係が認められた。なお,輸送中と輸送後において稚魚の減耗はなかった。このことから今回の長距離輸送の条件はサケ稚魚に影響のない範囲であったと考えられ,また,NH4-N量の増加の指標として,現場で容易に推測する手段に電気伝導率が有効であると考えられた。
索引語タンク内;輸送時間;NH4-N量;電気伝導率;増加;サケ稚魚;長距離輸送;水温;溶存酸素量;輸送
引用文献数14
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat