コーヒー豆の焙煎工程における農薬の挙動
コーヒー豆の焙煎工程における農薬の挙動
レコードナンバー | 834063 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00009680 | NACSIS書誌ID | AN00117741 |
著者名 | 坂本 勝志 西澤 秀男 眞鍋 昇 | ||
書誌名 | 食品衛生学雑誌 | ||
別誌名 | Journal of the Food Hygienic Society of Japan Food hygiene and safety science J. Food Hyg. Soc. Jpn. Food Hyg. Saf. Sci. 食衛誌 Shokuhin eiseigaku zasshi | ||
発行元 | [日本食品衛生学会] | ||
巻号,ページ | 53巻・ 5号, p.233-236(2012-10) | ISSN | 00156426 |
全文表示 | PDFファイル (472KB) | ||
抄録 | コーヒーの残留基準値は生豆に設定されているが,実際には生豆を焙煎し,さらに熱湯で抽出したものを飲料としている。2008年5月にはエチオピア産コーヒー豆でγ-BHCが基準値(0.002ppm)違反となり,現在も命令検査の状況である。しかし,加工してわれわれの口に入る場合の農薬の消長に関するデータは少ないので,γ-BHC,クロルデン,ヘプタクロル,過去に検出事例のあったアトラジンおよびピペロニルブトシシドの焙煎工程での消長を調べた。コーヒー生豆での残留濃度を2濃度設定し,焙煎前後の濃度を測定して,焙煎工程後の残存率を求めた。γ-BHCおよびアトラジンは,いずれの濃度でも焙煎により消失し,残存しなかった。一方,クロルデンおよびピペロニルブトキシドは2濃度とも焙煎工程後に残存が見られたが,90%以上は焙煎工程中に消失した。ヘプタクロルは高濃度で焙煎後に0.72%残存した。 | ||
索引語 | 生豆;ヘプタクロル;濃度;残存;焙煎工程;農薬;焙煎;消長;クロルデン;消失 | ||
引用文献数 | 7 | 登録日 | 2013年10月08日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |