培養したブタの裸化卵母細胞の囲卵腔の大きさと媒精後の多精子侵入の頻度

培養したブタの裸化卵母細胞の囲卵腔の大きさと媒精後の多精子侵入の頻度

レコードナンバー834123論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014669NACSIS書誌IDAN00183393
著者名神保 幸弘
新村 末雄
書誌名新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University
発行元新潟大学農学部
巻号,ページ65巻・ 1号, p.23-30(2012-09)ISSN03858634
全文表示PDFファイル (580KB) 
抄録NCSU37で培養したブタの裸化卵母細胞について、成熟に伴う囲卵腔の大きさの変化を経時的に観察した。また、NaCl濃度を低くした低NaCl-NCSU37およびヒアルロン酸の合成阻害剤である4-メチルウンベリフェロン(MU)を添加したNCSU37で培養した裸化卵母細胞についても、成熟後の囲卵腔の大きさと媒精後の多精子侵入の頻度を観察した。採取直後の卵母細胞30個において、9個には囲卵腔はみられなかったが、21個には囲卵腔が観察され、卵母細胞30個の囲卵腔の平均値は0.63μmであった。囲卵腔は、培養8時間以降拡大したが、培養後22時間までの卵母細胞では採取直後のものと有意な相違はなかった。一方囲卵腔は、培養32時間以降有意に拡大し、培養44時間後では4.58μmになった。一方、各種培養液で成熟させた卵母細胞において,囲卵腔は、低NaCl-NCSU37で培養したものでは6.25μmであり、対照のNCSU37で培養したものの4.93μmに比べて有意に大きかった。また、MU処置した卵母細胞の囲卵腔は4.02μmであり、対照の卵母細胞の4.69μmに比べて有意に小さかった。受精率は、各種培養液で成熟させた卵母細胞の間で相違なかったが、多精子侵入の頻度は、低NaCl-NCSU37で培養した卵母細胞に比べ、NCSU37で培養した卵母細胞では有意に高いとともに、MU処置卵母細胞では、対照の卵母細胞に比べて有意に高かった。以上の結果から、囲卵腔の穴きさと多精子侵入の頻度との間には密接な関係のあることが推察された。
索引語囲卵腔;卵母細胞;培養;裸化卵母細胞;低NaCl;頻度;多精子侵入;大きさ;卵;成熟
引用文献数22
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat