温度ショックによる、ニジマス染色体の倍数化効果について
温度ショックによる、ニジマス染色体の倍数化効果について
レコードナンバー | 835084 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00008155 | NACSIS書誌ID | AN00182867 |
著者名 | 小島 将男 岩橋 正雄 | ||
書誌名 | 新潟県内水面水産試験場調査研究報告 | ||
発行元 | 新潟県内水面水産試験場 | ||
巻号,ページ | 12号, p.39-44(1985) | ISSN | 03861643 |
全文表示 | PDFファイル (327KB) | ||
抄録 | 3倍体ニジマス作成による不稔化を目的に、大量処理が可能な温度ショックによるニジマス染色体の倍数化について再検討した。1. 雌性発生、倍数化処理における温度毎の最適浸漬時間は27℃では12分、28℃で11分、29℃で7分、30℃で6分、31℃で4分、32℃で1.5分となり、温度と時間の関係についてY=69.7-2.13xの回帰式が推定された。(相関係数-0.988) 2. 3倍体処理においては28℃温水中に10~11分、30℃温水中に6分浸漬することにより100%3倍体化することが赤血球長径の値から確認された。3. 赤血球長径16.8μ以上の稚魚6尾の染色体数が88~94本であること及び2年魚の生殖腺が全て未発達で糸状であることが確認された。4. ニジマス染色体の倍数化を図る簡便な方法として温度ショックは有効であり、28℃の温水中に10~11分、30℃の温水中に5~6分浸漬する方法で実用上支障のないことが明らかにされた。 | ||
索引語 | 温度ショック;ニジマス染色体;倍数化;6分浸漬;確認;方法;不稔化;最適浸漬時間;時間;13x | ||
引用文献数 | 9 | 登録日 | 2013年10月08日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |