小渓流河川の源頭水域における在来イワナの親魚移植効果に関する研究

小渓流河川の源頭水域における在来イワナの親魚移植効果に関する研究

レコードナンバー835125論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008155NACSIS書誌IDAN00182867
著者名佐藤 雍彦
大久保 久直
関 泰夫
森 直也
星野 正邦
書誌名新潟県内水面水産試験場調査研究報告
発行元新潟県内水面水産試験場
巻号,ページ17号, p.1-6(1991)ISSN03861643
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抄録砂防堰堤等で分断された先住魚のいない山間奥地の渓流小河川の源頭水域を対象として2試験区域を設定し、1989年春に在来イワナ(ニッコウイワナ)親魚を源頭水域に無標識で放流した後は立入らず、翌年秋にそれぞれの試験区において移植後の分布・生態を知るため、河川踏査し、環境調査、漁獲調査及び目視観察を行った。1. 放流親魚は両水域ともに放流地点より190~200m下流部への移動分散がみられた。稚魚の生息、分布範囲は親魚より広い範囲に及び、親魚放流地点より20~40m上流にも生息し、荒沢試験区では260mの分布範囲で21尾、下の沢試験区では340mの分布範囲で20尾発見され、移殖により稚魚が再生産されていた。2. 放流親魚及び再生産された稚魚の生育環境が良好であったことから親魚では平均全長で3~5cmの成長があったものと推定される。一方、稚魚は両試験区域で全長7.5~12.1cmの大きさに成長していた。荒沢で生息していた稚魚(0+年魚)の成長速度について、早い個体、遅い個体及び中間の個体の3群が識別されたが、その場の生息環境条件の影響を受け易いものと思われる。3. 荒沢試験区の追跡調査では放流地点下流淵尻で産卵床が1ヵ所形成されていたことから、生残成魚による経年の再生産が行われることが示唆された。
索引語稚魚;源頭水域;親魚;生息;分布範囲;再生産;個体;在来イワナ;成長;放流親魚
引用文献数5
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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