大和川流域森林の公益的機能増進のための調査(4)

大和川流域森林の公益的機能増進のための調査(4)

レコードナンバー835247論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20001550NACSIS書誌IDAA1155559X
論文副題アカマツ林の実態調査
著者名南 宗憲
植松 誠之
書誌名奈良県森林技術センター研究報告
別誌名Bulletin of the Nara Forest Research Institute
奈良県森技セ研報
Bull. Nara, For. Res. Inst.
発行元奈良県森林技術センター
巻号,ページ34号, p.33-40(2005-03)ISSN13459864
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抄録大和川流域において過去に薪炭林や農業用などとして利用されていた里山のアカマツ林について、今後の管理方法を検討するため現状を調査した。調査地は、桜井市・天理市・生駒市の計8箇所で、樹高1.5m以上の個体を対象にその樹種、樹高、胸高直径を調査した。出現樹種ごとの胸高断面積合計の比を相対優占度とし、その行列により各プロット間のユークリッド距離を算出して、これにウォード法によるクラスター分析を適用してグループ分けを行った。その結果、アカマツ生立木優占型、アカマツ枯死木優占型、コナラ・その他広葉樹優占型に分けられた。アカマツ林は、松枯れ被害が進行しており、アカマツ枯死木が多い林分からコナラ・その他広葉樹が優占する林分に変化していると考えられる。コナラやその他広葉樹の優占する林分では、アラカシ等の高木性常緑広葉樹が亜高木層・低木層にみられ、常緑広葉樹林への遷移の初期段階であると考えられる。下層植生は、ブラウン―ブランケの優占度で判定し、クラスター分析を適用した結果、ネザサの優占度1以下の型、ネザサの優占度2・3型に分けられた。下層植生の分類と上層木による林分の分類とには明瞭な相関が見られなかったが、ヒサカキはすべての林分の下層植生に出現していた。今後アカマツ林を保全する地域では、調査結果をもとに様々な人々の参加を得て、地域ごとケースごとに管理・保全方策を検討する必要がある。
索引語コナラ;林分;アカマツ林;調査;ネザサ;下層植生;優占;広葉樹;検討;クラスター分析
引用文献数10
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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