日本産サンゴハリタケ属菌3種の生物学的および培養特性

日本産サンゴハリタケ属菌3種の生物学的および培養特性

レコードナンバー835280論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20001550NACSIS書誌IDAA1155559X
著者名小畠 靖
書誌名奈良県森林技術センター研究報告
別誌名Bulletin of the Nara Forest Research Institute
奈良県森技セ研報
Bull. Nara, For. Res. Inst.
発行元奈良県森林技術センター
巻号,ページ37号, p.1-12(2008-03)ISSN13459864
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抄録日本産サンゴハリタケ科サンゴハリタケ属菌きのこであるヤマブシタケ、サンゴハリタケおよびサンゴハリタケモドキ(以下サンゴハリタケ属菌3種とする)について、栽培品種育成の基礎的知見を得るため、菌糸体の培養特性、生化学的性質、交配系およびビン栽培における栽培特性を調べ、種間および菌株間の差異を比較し、以下の結果を得た。1)サンゴハリタケ属菌3種の寒天培地における菌叢の形態と菌糸成長速度は菌株により異なった。サンゴハリタケモドキは他の2種に比べ菌叢の菌糸密度が低く、菌糸成長が緩慢であった。2)10種類のフェノール化合物に対してサンゴハリタケ属菌3種は異なる反応を示した。サンゴハリタケモドキはp-クレゾールに対して呈色反応を示し、他の2種と異なった。3)サンゴハリタケ属菌3種はすべて4極性の交配系を示した。同種内では全ての組み合せで交配が成立したが、異種間では和合性反応は認められず、これら3種は生物学的に異なる種であることが示唆された。4)コナラおよびスギおがくずを培地基材とするビン栽培をおこなった結果、ヤマブシタケ野生株3菌株は、栽培品種よりも子実体収量が多く、これらの菌株が育種材料として有用であることが認められた。また、他の2種と同様にサンゴハリタケモドキがコナラあるいはスギのおがくず培地で子実体発生が可能であることを確認した。
索引語サンゴハリタケモドキ;コナラ;培養特性;菌株;交配系;ビン栽培;結果;菌叢;ヤマブシタケ;種間
引用文献数19
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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