コーン巻き生糸の製織に関する研究(1)

コーン巻き生糸の製織に関する研究(1)

レコードナンバー842049論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
論文副題無芯コーン巻き生糸の製織適応性について
著者名細田 一夫
紺野 宏
青木 昭
神田 千鶴子
栗林 謙三
大内 進
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ86号, p.1-33(1965-02)ISSN03853594
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抄録昭和37年岡谷製糸試験場で製造された湿式無芯コーン巻き生糸の製織試験結果の概要は次のようである.(1)高圧ソーキングにおいては,コーンの糸層崩れの防止,均一ソーキングのためには,外側から内側へ,内側から外側へと交互に処理液を浸透させるのが良い.(2)高圧ソーキングにおいては,綛状生糸の処理液より低濃度で目的を達することができる.(3)しわの発生,オイル焼けの防止には低温乾燥が効果がある.(4)高圧ソーキングによって柔軟化の効果は得られるも,最外層,最内層に糸質の脆化がみられ,この原因はオイル焼けによるものと考えられる.(5)整経・製織時の切断は外層部に多発し,中層部は少ない.最内層に至るとしわの発生により張力およびその変動を増大して,整経の障害となる.(6)コーンの糸長,整経可能糸長の不ぞろいは歩留を低下する最大の原因である.(7)製織切断を避ける意味から,高圧ソーキングは中目以上の織物製造に適用するのが得策である.(8)織物の質的性状においては,コーン糸層の内外層によって若干の差異を生ずるも,外観的には異状はない.上記試験結果より今後改善すべき事項を指摘するならば次のようである.(1)輸送および時間の経過にともなって発生する糸層の崩れの防止.(2)コーン巻き生糸の糸長偏差の減少.(3)ソーキング薬剤の選択(高圧による油脂の分離の防止)(4)ソーキングによる内層部に発生するしわ,オイル焼けの防止,特に乾燥方法の検討.(5)コーン内部のむら,コーン間むら.さらに,コーン巻き生糸による絹機業の合理化には,整経時ののり付,コーンから直接ねん糸する方法,コーンの染色等の開発研究にまたなければならない.
引用文献数3
登録日2013年10月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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