鶏の肝,筋および脂肪組織の脂質とその脂肪酸組成におよぼす飼料脂肪酸組成の影響

鶏の肝,筋および脂肪組織の脂質とその脂肪酸組成におよぼす飼料脂肪酸組成の影響

レコードナンバー842841論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
著者名渡辺 泰邦
村井 秀夫
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ6巻・ 1号, p.55-66(1969-06)ISSN05830621
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抄録産卵鶏に低脂肪の基礎飼料,魚油10%添加飼料,豚脂10%添加飼料を60ないし65日間,3群にそれぞれ給与した。実験飼料給与期間後,各群より4羽ずつについてその肝,頸長筋,深胸筋および腹腔内蓄積脂肪の総脂質を抽出した。総脂質はカラムクロマトグラフ法によって分画し,定量した。脂質各分画の構成脂肪酸組成をガスクロマトグラフ法によって分析定量した。えられた結果は次のようである。1 トリグリセリドが基礎飼料区と魚油区の肝に多量に存在し,コレステロールと遊離脂肪酸が魚油区の肝に著しく蓄積した。頸長筋と深胸筋では頸長筋に各脂質分画とも多く,両筋ともに脂質多給によってトリグリセリドが多くなった。リン脂質の含量については,各組織とも供給脂肪酸の差による相違は少なかった。2 肝のトリグリセリド,リン脂質には魚油区にオレイン酸,リノール酸,アラキドン酸が少なく,多不飽和脂肪酸の蓄積があった。飽和脂肪酸は各脂質給与区間に比較的差は少なかった。肝の遊離脂肪酸中リノール酸が給与量に応じて差が大であった。腹腔内蓄積脂肪の脂肪酸組成は肝のトリグリセリドとほぼ同様の傾向を示した。3 頸長筋および深胸筋のトリグリセリド脂肪酸組成は,ほとんど同様の傾向を示した。リン脂質では頸長筋に深胸筋よりもパルミチン酸が少なく,ステアリン酸,オレイン酸が多く存在した。給与脂質による脂肪酸組成の差は,頸長筋のリン脂質が深胸筋よりも著明であった。
索引語肝;筋;トリグリセリド;頸;リン脂質;脂肪酸組成;給与;魚油区;脂質;蓄積
引用文献数10
登録日2014年03月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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