東北海区におけるサンマ資源の数量変動に関する研究(6)

東北海区におけるサンマ資源の数量変動に関する研究(6)

レコードナンバー843765論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008150NACSIS書誌IDAN00167637
論文副題初漁期の陸揚げ経過に基いて盛漁期の陸揚量予測の試み
著者名堀田 秀之
書誌名東北区水産研究所研究報告
別誌名Bulletin of Tohoku National Fisheries Researh Institute
発行元東北区水産研究所
巻号,ページ27号, p.1-10(1967-12)ISSN0049402X
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抄録東北海区の秋季サンマ盛漁期における陸揚量の旬変化の予測の試みとして,初漁期の9月における各旬の陸揚量変化に基づいて解析し,盛漁期にあたる10月上旬から12月上旬の陸揚量の旬変化は,ほぼ指数函数的に減少し,その減少率の大小は初漁期の陸揚状況と密接な関係がある。これが盛漁期の陸揚量にも関連することが明らかとなった。すなわち1. 9月下旬の陸揚量(y3)と盛漁期の陸揚量(Y)との相関係数+0.82を得た(第2図)。2. 初漁期の陸揚状況の指標(γ)を次の様にして求めた。γ=log y2+log|y3-y3|,ただしy2は9月中旬の陸揚量,y3は9月下旬の陸揚量でいずれも単位は100トン。3. 盛漁期の陸揚量の旬変化は1本の直線で代表させることができ,この直線の傾斜(減少係数)bと常数log aを盛漁期の陸揚状況の指標とした。4. 初漁期と盛漁期の陸揚状況の指標の間には一定の関係が認められ,一般的に9月中旬・下旬ともに陸揚量が多く,下旬には更に増加する場合,あるいは下旬への減少程度の小さい場合(γが大きい時)には,盛漁期の旬陸揚量変化は,9月下旬の期待値(log a)が大きいので,減少率(b)は激しいけれども全体として好漁,反対に9月中旬・下旬ともに陸揚量が少なく,大きな変化のない場合,あるいは下旬へと大巾に減少する場合(γが小さい時)には,log aも小さく,bも小さいけれども全体として漁況低調で不漁となる傾向がある。したがって初漁期の9月中・下旬の陸揚量・陸揚状況をもって,おおむね漁場来遊量推定の目安とすることができる(第3.4図)。5. 盛漁期間の陸揚量変動には明瞭なリズムが認められ,それは月令とかなりよく一致し,新月(暗夜)の期間に陸揚量が昂まる。しかも10月の陸揚量が総陸揚量の内大きな割合を占めている(第5図)。従って盛漁期における最多陸揚げの旬の予測には,10月の最初に出現する新月の旬を目安とすることができる。6. 上記の事柄の昭和41年への適合性について検討し,盛漁期の陸揚量の精度は70%程度であり,最多陸揚げ旬については1旬ずれた。従って陸揚量予測は未だ不充分であるが1応の目安とすることができよう。
索引語陸揚量;陸揚状況;旬;log;旬変化;指標;陸揚;東北海区;減少;陸揚量予測
登録日2014年06月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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