東北海区産アブラガレイAtheresthes evermanni JORDAN & STARKSに就いて(1)
レコードナンバー | 843798 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
ALIS書誌ID | ZZ20004301 | NACSIS書誌ID | AN00167397 |
論文副題 | 年齢査定の基礎的研究 |
著者名 | 甲 二郎 |
書誌名 | 東北海区水産研究所研究報告 |
別誌名 | 東北海区水産研究所研究報告 |
巻号,ページ | 1号, p.25-34(1952-06) | ISSN | |
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抄録 | 1)本報告はアブラガレイの椎体にみられる輪紋の観察、測定により年齢査定を試みたものであり、1950年10月以来、東北海区の底魚資源調査の一環として調査継続中の一部である。2)アブラガレイの椎体に生ずる顕著な輪紋を読みとり、輪紋の形成時期、最外輪紋と縁邊までの距離の月別変化、産卵期、輪紋数の季節的変化等を調査した結果から、筆者の観察した輪紋が毎年1回形成される冬輪であることを推論した。即ち、この輪紋数は本種の年齢査定の1方法となし得ると考える。3)輪紋による年齢査定の結果は漁獲物の体長組成からの推定生長度及び稚魚の体長分布とよく一致する。4)東北海区で漁獲されたアブラガレイの最大は♀9年、♂7年(或いはそれ以上)であった。5)雌雄の生長度の差異は一般に♂は♀よりも劣るが、襟裳沖では満4年までは差なく、5年以上になると♂は♀より劣って来る。6)各漁場の生長度を比較すると、襟裳・苫小牧の北海道産はほゞ等しく、八戸産はこれより稍劣っている。7)北海道産と八戸産とには椎体の輪相にも差異が認められ、本種の種族に関係あるものと考えられる。 |
索引語 | 輪紋;年齢査定;生長度;アブラガレイ;椎体;東北海区産アブラガレイAtheresthes evermanni;&観察;東北海区;形成 |
引用文献数 | 4 |
登録日 | 2014年08月22日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |