寒天ジェリーの強度について(4)

寒天ジェリーの強度について(4)

レコードナンバー843820論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004301NACSIS書誌IDAN00167397
著者名谷井 潔
書誌名東北海区水産研究所研究報告
別誌名東北海区水産研究所研究報告
巻号,ページ2号, p.134-147(1953-11)ISSN 
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抄録(1)実用濃度1~1.6%の範囲内で、寒天ゲルの剛性係数T/θ、破挫荷重Tcは濃度[C]の2乗に比例するとみなして大過ない事が判った。(2)(1)の関係式を用い、関東以北産の10種の寒天原藻から得られた寒天ジェリーの性状を分析し、同一濃度の寒天ゲルの剛性係数・剛性係数に重きを置いた寒天収率・寒天質が所謂弾力質か硬度質か、その程度を判定する数値等を示した。(3)寒天の製造工程中、テングサの煮熟・心太の凍結・融解・水洗・常温乾燥・寒天の漂白等の操作中に於いてジェリーの性状の変化過程をしらべた。その結果ジェリーの性状を大きく左右するものに煮熟・漂白工程がある事を示した。尚一番煮と二番煮の寒天ジェリーの性状を比較すると、一般に一番煮の製品は二番煮のそれより所謂弾力寒天である事がわかった。心太の凍結・融解・水洗・常温乾燥等の工程では、ジェリーの性状に有意な差は認められなかった。(4)寒天ゲルを加熱する際、pHが5.6以下になると90分間程度の加熱でも、剛性係数・破挫荷重共に低下する。pHが8.8程度ではアルカリ側でも剛性係数に変化は認められなかった。尚原藻からの冷水抽出液のpHの大きいものは、同一の製造条件ではその寒天ゲルのCc/Crの数値は大きく、pHの小さい場合はCc/Crの数値も亦小さいと考えて大過ないものと思われる。(5)寒天を保存貯蔵する場合、そのジェリーの性状が経年変化する事を知った。(6)ジェリーの性状が変化する時は、剛性係数に比較して破挫荷重の減少する割合は大きい。
索引語ジェリー;性状;剛性係数;寒天;寒天ゲル;煮熟;Cr;数値;寒天ジェリー;変化
引用文献数14
登録日2014年08月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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