移植サルボウの成長について

移植サルボウの成長について

レコードナンバー843846論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004301NACSIS書誌IDAN00167397
著者名谷田 専治
書誌名東北海区水産研究所研究報告
別誌名東北海区水産研究所研究報告
巻号,ページ5号, p.53-63(1955-10)ISSN 
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抄録昭和27年より毎年、中海産サルボウの人工採苗した稚貝の輸送をうけ、松島湾内で中間育成を試みた結果の大要を報告した。汽車輸送による稚貝の斃死率は、27年度は約20%であったが、28・29年度は0であった。斃死率の低下した原因としては、輸送時期が1ヶ月おくれたこと、従って輸送期の気温が低く、且つ稚貝が成長して大きくなっていたこと、及びマブシ資材が異なったことなどが考えられる。即ち11月以降となれば、シダマブシを用いて採苗し、ある程度大きくなった稚貝であれば、かなりの長距離輸送が可能であると思われる。松島湾においては、11月より翌年3月までは稚貝の成長はほとんどないか、あっても極めて僅かであるが、4月以降は急速に成長し、5月乃至6月には附着稚貝の殻長平均が10mmを超すに至る。中間育成の場所の相違により、成長に多少の差が生ずるが、著しい差ではなく、成貝の生活に入る大きさに達する時期は、場所によってあまりかわらない。中間育成場としては、潮流疎通のあまり良好なところは、波浪のために稚貝が脱落散逸し、歩留まりがよくないので、むしろ穏やかなところが良好であった。サルボウは成長するにつれて殻の形が変り、殻長よりも殻高・殻幅の伸びの割合が大きいため、次第に丸味をおびてくる。松島湾においては、肉食性巻貝による被害も無視することはできない。巻貝によってサルボウが穿孔される部位は、殻の後半部に多いが、これは、サルボウの生態に関連しているように思われる。
索引語成長;稚貝;サルボウ;移植サルボウ;殻;中間育成;松島湾;斃死率;場所;差
引用文献数6
登録日2014年08月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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