魚類肝臓及び其の他の器官におけるビタミンAの存在状態に関する研究(1)

魚類肝臓及び其の他の器官におけるビタミンAの存在状態に関する研究(1)

レコードナンバー843849論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004301NACSIS書誌IDAN00167397
著者名山村 弥六郎
書誌名東北海区水産研究所研究報告
別誌名東北海区水産研究所研究報告
巻号,ページ5号, p.92-102(1955-10)ISSN 
全文表示PDFファイル (12882KB) 
抄録1.アブラガレイ(肝・幽門垂)、アブラザメ(肝・脾・腎)、ヨシキリザメ、ネズミザメ、メヌケ、カツオ、メジマグロ、スケソウダラ(各肝)について、パラフィン切片をつくり顕微鏡下に組織及び脂肪の存在状態を調べた。2.脂肪の少い器官の組織は密な蛋白体よりなり、組織内に点々として脂肪の抜け穴が見られる(アブラガレイ肝・幽門垂、メヌケ肝、カツオ肝、メジマグロ肝、アブラザメ腎、脾)。脂肪の多い器官の組織は疎な蛋白体の網状繊維組織(格子繊維)よりなりその間に大量の油が保有されている(アブラザメ肝、ヨシキリザメ肝、ネズミザメ肝、スケソウダラ肝)。3.組織1g当りのビタミンA量の魚種及び器官による差異は、肝油1g当りのビタミンA量の魚種及び器官における差よりも少い。4.アブラガレイの幽門垂及び腸の凍結切片をつくりGDH法によりビタミンAの存在状態を顕微鏡下に観察した結果、ビタミンAは粘膜部の脂肪の微粒子中に溶解して存在することを確かめた。5.アブラザメ肝臓の凍結切片をアルコール脱脂したのち、オスミウム酸で固定しGDH染色をして、ビタミンAが肝組織中に散在するメラニン色素細胞の周囲に可なり強く吸着されて存在することを観察した。6.ビタミンAとメラニンのとくに吸着され易い理由について両者の分子構造から説明を加え、且つビタミンA(エステル型)の肝組織に於ける存在状態を仮想し模式図に示した。
索引語ビタミンA;器官;幽門垂;脂肪;存在状態;組織;アブラガレイ;肝;存在;脾
引用文献数18
登録日2014年08月22日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat