湿田に於ける客土に関する研究(1)

湿田に於ける客土に関する研究(1)

レコードナンバー844998論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題客土した湿田に生育する水稲の生態的特性について
著者名松本 直治
白鳥 孝治
松岡 義浩
田原 久徳
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ6号, p.97-108(1965-12)ISSN05776880
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抄録千葉県下に産出する客土質材を湿田に施用したときの水稲の生態的特性について試験を行った。I. 15地点の湿田に対して,(ア)第三紀系粘質土,笠森層埴壌土などの良質資材,(イ)火山灰心土,成田層砂土のような低質資材,などを客入して水稲の生育相を調査したところ,次の結果を得た。1. 良質資材は水稲の生育を初期から旺盛にし,低質資材は初期抑制,後期旺盛にする。2. 客土による籾増収効果は良質,低質資材ともに認められる。II. 低質資材として火山灰心土を使用したときの,水稲の生態的特性を精密試験によってたしかめ,次の結果を得た。1. 火山灰心土客入は初期水稲の分けつ数,乾物重,窒素含量,燐酸含量を低下させる。2. しかし客土区水稲は分けつ期頃から葉身比率をたかめ,次いで窒素含量も増して生長率の高い態勢をとる。そのため後期の生育は旺盛となり,出穂期以降の乾物重は対照区水稲より増加する。3. 客土区水稲は最高分けつ期の茎数こそ少ないが,有効茎歩合が高く,株当籾粒数は減少しない。4. 出穂後の客土区水稲は穂部の燐酸集積,部位別乾物重の推移,稔実歩合の好転などから穂への転流が旺盛であることを推定した。5. 火山灰心土客入による籾増収効果は,初期生育の抑制を上まわるほど,後期の乾物生産力が高いためである。又この原因を養分の供給時期などから考察した。
索引語水稲;湿田;客土;生育;後期;生態的特性;低質資材;客土区水稲;火山灰心土;乾物重
引用文献数18
登録日2015年08月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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