広食性蚕品種の5齢期の飼育特性

広食性蚕品種の5齢期の飼育特性

レコードナンバー845074論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008015NACSIS書誌IDAN10294787
著者名久保田 貴志
長崎 仁
大塚 照巳
書誌名千葉県蚕業センター研究報告
発行元千葉県蚕業センター
巻号,ページ15号, p.92-102(1993-03)ISSN 
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抄録広食性蚕品種日601号×中601号を中心に5齢期の飼育特性について検討した。5齢起蚕絶食については絶食時間が延長するに従い、飼育経過の遅延、化蛹歩合および量的形質の低下が見られた。5齢期の高・低温接触は上蔟日まで連続して実施した場合のみ飼育経過に遅速がみられ、量的形質の低下が認められたが、化蛹歩合への影響は少なかった。5齢期の飼育温度については、24~26℃を対照にそれより低温または高温を設定した結果、20~22℃の低温では飼育経過が遅延し、それに従い総食下・消化量が多くなり、繭重等も重くなった。逆に、28℃の高温では飼育経過は短縮するが、日別の食下量が多いため、対照と比較して繭重等は重くなった。また、30℃の高温では対照区より食下量が少なくなり、繭重等も軽くなった。5齢桑付け時の葉質の違いは、密植桑を葉位により軟葉および硬葉としたため、葉位の差が小さく、飼育成績において大きな差はなかった。多回育における1頭当たりの総食下量は生葉で15~18gの範囲であった。蔟中環境試験に関しては、高温および低温条件で、虫繭質が影響を受けたが、特に多湿条件が重なると、化蛹歩合、解じょ率および生糸量歩合が低下した。広食性蚕品種である日601号×中601号および日601号・日602号×中602号・中603号の飼育試験の結果は、一般交雑種と比較して飼育経過が短く、前者は繭質においては特に繭糸長が短く、繭糸繊度が太い傾向にあり、後者はこれらの形質が若干改良された。
引用文献数13
登録日2015年08月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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