落花生の結莢部土壌水分が結実に及ぼす影響について

落花生の結莢部土壌水分が結実に及ぼす影響について

レコードナンバー845099論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名高橋 芳雄
林 政衛
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ2号, p.74-79(1958-03)ISSN05776880
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抄録昭和28,29両年に亘り落花生の結莢期間中結莢部の土壌水分を50~60%に保持した場合と同期間風乾状態で経過させたものについて,それらが莢の形成及び子実の充実に及ぼす影響を調べ次の結果が得られた。(1) 開花数に対する完熟莢歩合は結莢部土壌が乾燥することによって僅かに低下するに過ぎない。又開花時期と結莢の関係には土壌の乾湿による差はみられない。(2)結莢部土壌の乾燥によって莢容積は大きくなり,莢殻は厚くその網目が不明瞭で莢色悪く組織が粗剛になった。又子実の種皮は結莢部土壌の乾燥によって淡褐紫色になり皺が多く光沢はなく子葉間の空隙が多くて上子実の比重は小さい。結莢部土壌の湿潤な場合は種皮は淡橙色である。(3)結莢部土壌の乾燥によって2粒莢に於ける片豆不健全粒の発生割合が多くなり,完全2粒莢についても各開花時期を通じて一莢内子実重の変異が甚しく,養分の移行蓄積の不均衡がみられ,粒重の軽いものが多くなり株当生産量は低下した。(4)同年の結果は同様の傾向が得られたが,結莢部土壌の湿潤の場合に対する乾燥による減収の程度に著しい差異が認められたのは莢形成,子実の充実期に於ける両年の気象条件特に気温の差異によるものと推察される。以上の結果から結莢部土壌水分の問題は子実生産に関与する他の環境条件をも考慮した綜合的見地から検討することが落花生栽培技術確立のために必要であると考える。
索引語結莢部土壌;乾燥;莢;子実;結果;結莢部土壌水分;影響;低下;種皮;差異
引用文献数9
登録日2015年08月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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