大豆作における灌水および虫害防除の効果に関する研究
大豆作における灌水および虫害防除の効果に関する研究
レコードナンバー | 845125 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00016679 | NACSIS書誌ID | AN00142421 |
著者名 | 林 政衛 高橋 芳雄 | ||
書誌名 | 千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station | ||
別誌名 | 千葉農試研報 Bull. Chiba Agric. Exp. Stn. Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station | ||
発行元 | 千葉県農業試験場 | ||
巻号,ページ | 3号, p.26-29(1958-12) | ISSN | 05776880 |
全文表示 | PDFファイル (542KB) | ||
抄録 | 中間大豆のうちで,成熟期の早いタマムスメと成熟期の遅い関東17号を供用し,開花期間の灌水および虫害防除の効果について実験を行い次の結果をえた。1. 無処理の虫害は関東17号がタマムスメに比べてきわめて多く,また,その被害の様相は品種によって異なり関東17号はシロイチモジマダラメイガによる被害が圧倒的に多く,カメムシ類,ダイズサヤタマバエ,マメシンクイガは少ないが,タマムスメではシロイチモジマダラメイガの被害がその他の虫害よりやや多い程度である。2. 灌水による用水不足の防止によって分枝数,着莢数,総胚珠数,子実重量が増加する。3. 網掛けによる虫害防止によって着莢数,総胚珠数,上子実重が増加する。4. 以上に述べた灌水および網掛けの効果はタマムスメでは低いが関東17号では高くあらわれる。この場合,網掛けによる虫害の防除の効果が特に高い。以上の結果から,本県の洪積火山灰土地帯においてはタマムスメは安定した栽培しやすい品種であるがその生産力は低い。関東17号のようにやや晩生の品種はこの点不安定であるがすでに明らかにされた障害の原因を除去しうる手段を確立すれば相当高い生産力を期待することができるものと認められる。 | ||
索引語 | 灌水;効果;虫害防除;虫害;成熟期;莢数;被害;品種;網掛け;大豆作 | ||
引用文献数 | 1 | 登録日 | 2015年08月19日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |