水飴の吸湿性について

水飴の吸湿性について

レコードナンバー845141論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名前沢 辰雄
早川 幸男
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ4号, p.10-13(1961-03)ISSN05776880
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抄録水飴の吸湿性について試験を行った結果、次の経過の如く吸湿性を表す根源物質は、水飴を構成する個々の糖そのものであって、特殊成分或は特殊糖を考える必要のないことが分った。(1) Isomaltoseは吸湿性が大で、かつ通常の酸糖化水飴を分析した結果は、10%以上のIsomaltose区分を含み、水飴が吸湿性を表わす主たる原因となるものと考えていた。(2)酸糖化水飴をアルコールによる分別沈澱を行って、各区分の吸湿性を調査したところ、アルコール高濃度区分ほど吸湿性が大であった。(3)一方分別沈澱した各区分を、ペーパークロマト法によって調査すると、Isomaltoseは吸湿性の最大なる区分には僅少である。従ってIsomaltoseは水飴の吸湿性の主なる原因ではない。(4)結晶状のGlucose、Maltoseはかなり耐湿性であるが、一度これを熔融して無定型にすると、甚しく吸湿性を呈する。しかもペーパークロマト法による調査では、重合糖の生成は僅かであった。(5)結局水飴は無定型の糖を多く含有し、これが吸湿性を表す原因となる。(研究年次、昭和32年)
索引語吸湿性;水飴;Isomaltose;原因;調査;結果;酸糖化水飴;分別沈澱;各区分;ペーパークロマト法
引用文献数13
登録日2015年08月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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