冬季の沖縄県北部亜熱帯広葉樹林地域におけるCO2フラックスの地点および観測日による変動実態
冬季の沖縄県北部亜熱帯広葉樹林地域におけるCO2フラックスの地点および観測日による変動実態
レコードナンバー | 850374 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015000 | NACSIS書誌ID | AN00347581 |
著者名 | 酒井 一人 仲村渠 将 吉永 安俊 長野 敏英 大澤 和俊 石田 朋康 | ||
書誌名 | 土壌の物理性 | ||
別誌名 | Soil physical conditions and plant growth, Japan | ||
発行元 | [出版者不明] | ||
巻号,ページ | 122号, p.23-31(2012-12) | ISSN | 03876012 |
全文表示 | PDFファイル (609KB) | ||
抄録 | 本研究では,冬季に沖縄県北部亜熱帯広葉樹林地の沢沿い複数地点でのCO2フラックス,地温測定および土壌水分測定により,CO2フラックスの地点間および観測日による変動実態を把握し,既往研究と比較した。さらに,対象地点の土壌の粒度分布,有機物含有量,根量とCO2フラックスの関係について解析した。また,温度制御した円筒管土壌呼吸実験により対象土壌のCO2フラックスの温度依存性について確認した。その結果,次の(1)~(5)が認められた。(1)CO2フラックスはばらつきがあり,南尾根で最大,谷に向かって小さくなる傾向にあった。同じ観測日での地温の測定地点間差は小さく,各地点の観測時の温度差がCO2フラックスの差に与えた影響は小さいと判断された。(2)既往の研究との比較では,本調査での値はA0層除去の影響により小さかったと判断できた。(3)観測日の温度の違いによるCO2フラックスの違いは明確ではなかった。それに対して,土壌水分の増加によりCO2フラックスが減少するという土壌呼吸特性が見られた。(4)本研究での観測では,粒度組成,有機物量,根量などとCO2フラックスの関連性は明確ではなかった。(5)土層実験により温度依存性を調べた結果,既往研究で示されたQ10値の範囲内の結果を得た。 | ||
索引語 | CO2フラックス;冬季;変動実態;既往研究;比較;根量;温度依存性;影響;判断;違い | ||
引用文献数 | 28 | 登録日 | 2013年07月24日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |