キャベツ内部黒変症状と細胞死の関係
キャベツ内部黒変症状と細胞死の関係
レコードナンバー | 850394 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20004168 | NACSIS書誌ID | AA11608561 |
著者名 | 飯塚 正英 瀬山 祥平 鈴木 修 小泉 丈晴 | ||
書誌名 | 園芸学研究 | ||
別誌名 | Horticultural research (Japan) | ||
発行元 | 園芸学会 | ||
巻号,ページ | 12巻・ 1号, p.109-114(2013-01) | ISSN | 13472658 |
全文表示 | PDFファイル (2345KB) | ||
抄録 | 寒害と思われるキャベツ内部黒変症状の発生原因究明を目的に,内部黒変症状発生個体の観察,キャベツ結球内部の温度変化,植氷がキャベツ葉の斑点形成に及ぼす影響について検討した。冬季のキャベツ結球内空隙では水滴の凍結が観察された。結球内空隙では晴天時に急激な温度上昇がみられた。キャベツ葉を-5℃で植氷すると60分でほぼ全葉で斑点形成が認められた。凍結後,-5℃から20℃の環境に移したところ,死細胞の発生が認められた。急激な融解が細胞を損傷させたものと考えられた。このことから,結球内空隙の水滴の凍結と急速融解は死細胞発生の原因となることが明らかになり,キャベツ内部黒変症状はこの現象による死細胞発生と関連があることが示唆された。 | ||
索引語 | キャベツ内部黒変症状;植氷;結球内空隙;凍結;観察;キャベツ葉;斑点形成;水滴;死細胞発生;冬季 | ||
引用文献数 | 17 | 登録日 | 2013年07月24日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |