レコードナンバー | 850540 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
ALIS書誌ID | ZZ20038563 | NACSIS書誌ID | AA12483687 |
著者名 | 中田 健 |
書誌名 | 産業動物臨床医学雑誌 = Japanese journal of large animal clinics |
発行元 | 日本家畜臨床学会 |
巻号,ページ | 3巻・ 3号, p.147-155(2012-11) | ISSN | 1884684X |
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抄録 | 乳用牛の生涯の生産を考えた場合,出生から人工授精を行い妊娠および分娩に至るまでは,管理費全てが分娩後の乳生産による利益を期待した事業投資と言える。その投資額を,分娩後の乳生産による乳の販売価格と生産費との差額すなわち収入により,充当しながら収支の均衡点を迎え,その個体による収益が生まれることになる。また,生涯の生産,生産サイクル,牛群構成,更新率が変わらずに初回分娩月齢の短縮が行われた場合には,育成期間の生産費すなわち投資額の減少に結び付く。したがって,初回分娩月齢の短縮は,生産開始年齢を早め収支の均衡点を短縮することを期待した取り組みである。また,牛群の初回分娩月齢の短縮は,初妊牛の個体販売,育成牛の保有頭数を減少することにつながり,収入の増加ならびに経費の削減による所得増も期待できる。しかし,本当に,生涯の生産性向上につながっているのだろうか。その問いかけに答える情報が不足している。そこで,本研究では,1地域の9年間のデーターを用いて,初回分娩月齢と生産にかかわる項目との関連性について分析を行い,それらを総合的に評価することで,生涯生産性の高い初回分娩月齢を示すことを試みた過程と結果を紹介する。 |
索引語 | 初回分娩月齢;生涯;短縮;生産;分娩後;期待;分娩;乳生産;生産費;収入 |
引用文献数 | 3 |
登録日 | 2013年07月30日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |