ニセアカシアの非休眠種子は更新に貢献するのか

ニセアカシアの非休眠種子は更新に貢献するのか

レコードナンバー850695論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20018854NACSIS書誌IDAA12003078
著者名千葉 翔
小山 浩正
書誌名日本森林学会誌
別誌名日林誌
J. Jpn. For. Soc.
発行元日本森林学会
巻号,ページ94巻・ 6号, p.261-268(2012-12)ISSN13498509
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抄録ニセアカシアの非休眠種子が更新に貢献する可能性を検証するため,その散布と発芽特性について室内の発芽実験と野外の播種実験を行った。種子散布は9月初旬から12月中旬までの約3カ月におよび,非休眠種子はその期間を通じて約半数を占めた。室内実験において無処理の非休眠種子は15℃以上で発芽することが明らかになった。野外の播種においても多くの実生が発生したが,その季節は播種時期によって異なり,9月と10月の播種では当年の秋に発生したのに対し,それ以降に播種したものは翌年の春に発生した。発芽季節が当年と翌年に分離した原因は,11月以降の地温が15℃以下となったので,非休眠種子は休止状態で積雪下において越冬したためと考えられた。播種翌年の生育期間終了時には,播種数に対して4.3~7.1%が生残し,それらの中には高さ1m以上に到達する個体も現れた。このような大きな個体はほとんどが水平根を形成していた。したがって,洪水等の攪乱により形成された裸地に散布された非休眠種子は,当年の秋あるいは翌年の春に発芽し,当年生のうちから水平根を展開して根萌芽を発生させることで,素早く新規の群落を形成できると推測された。
索引語非休眠種子;発生;秋;春;播種;形成;ニセアカシア;更新;貢献;発芽
引用文献数52
登録日2013年08月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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