夏秋どりトマトの点滴灌水施肥(養液土耕)における果実生産と施肥窒素利用率からみた生育時期別の適正窒素施肥量

夏秋どりトマトの点滴灌水施肥(養液土耕)における果実生産と施肥窒素利用率からみた生育時期別の適正窒素施肥量

レコードナンバー851050論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名坂口 雅己
日笠 裕治
中住 晴彦
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ84巻・ 1号, p.11-20(2013-02)ISSN00290610
全文表示PDFファイル (1260KB) 
抄録養液土耕では作物の生育時期に合わせた施肥量を設定するため,施肥量が収量や養分吸収量および利用率に与える影響を把握することが重要である。しかし,施設栽培でしばしば見受けられる土壌からの窒素供給が多い条件では土壌由来の窒素吸収量が多くなり,これらを把握することは難しい。本報告では土壌の硝酸態窒素残存量を少なく抑えたハウスにおいて,夏秋どりトマトにおける養液土耕が果実生産に与える影響を慣行施肥と比較するとともに,養液土耕における施肥窒素利用率と各生育時期における適正窒素施肥量を検討した。養液土耕区では慣行施肥区と比べ果実収量や吸収窒素の果実乾物生産効率が高い傾向にあった。慣行施肥区では第1果房肥大期から第5果房肥大期にかけて葉の窒素含有率が低下したが,養液土耕区では葉の窒素含有率が維持されていたことから,養液土耕区では多頻度の分施により安定的に窒素が供給されたことが葉の窒素含有率を維持し,光合成を衰えさせず果実生産を高めたと考えられた。果実収量は総窒素施肥量が230kgha-1を超えると頭打ちになり,施肥窒素利用率は総窒素施肥量210~230kgha-1で最高となることなどを考慮し,トマトの養液土耕における各生育時期の適正窒素施肥量は定植から第1果房肥大期までが1.5kgha-1d-1,第1果房肥大期から摘心までが3.0kgha-1d-1,摘心後1ヶ月間が1.5kgha-1d-1と考えられた。この施肥条件における施肥窒素利用率は63~69%であった。
索引語養液土耕;養液土耕区;第1果房肥大期;葉;窒素含有率;施肥;夏;生育時期;施肥量;果実生産
引用文献数26
登録日2013年08月14日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat