昆虫病原糸状菌Beauveria bassianaおよびLecanicillium muscariumのタバココナジラミ(カメムシ目:コナジラミ科)に対する感染に必要な高湿度期間の推定

昆虫病原糸状菌Beauveria bassianaおよびLecanicillium muscariumのタバココナジラミ(カメムシ目:コナジラミ科)に対する感染に必要な高湿度期間の推定

レコードナンバー851066論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014825NACSIS書誌IDAN00186121
著者名遠山 宏和
務川 重之
沼田 慎一
河又 仁
書誌名日本応用動物昆虫学会誌
別誌名Japanese journal of applied entomology and zoology
日本応用動物昆虫学会誌
巻号,ページ57巻・ 1号, p.27-34(2013-02)ISSN00214914
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抄録昆虫病原糸状菌製剤によるタバココナジラミ防除に適した湿度条件を明らかにするため,糸状菌の感染までに必要な高湿度期間を調査した。タバココナジラミ2齢幼虫を500倍希釈Beauveria bassiana乳剤および1,000倍希釈Verticillium lecanii水和剤に浸漬接種し,99%相対湿度条件に一定期間曝した後,低湿度条件に移動した。その結果,両製剤とも低湿度条件下でも約50%の感染率が認められ,90%感染に必要な高湿度期間はB. bassiana乳剤では接種後約47時間,V. lecanii水和剤は約82時間と推定された。茨城県のトマト栽培ハウスにおいて9月から10月の湿度を測定したところ,大気湿度よりもトマト葉裏の湿度のほうが高かった。一方,99%RH以上の高湿度期間は1日あたりおよそ14時間であり,日中は葉裏でも60%RH程度まで低下した。そこで,糸状菌製剤を接種後,1日14時間の高湿度を毎日与える断続的な高湿度条件で飼育したところ,接種後14時間のみ高湿度に曝した場合と比べ有意に感染率が増加していた。このことから,感染には連続的な高湿度期間だけでなく,断続的であっても繰り返し高湿度に曝されることによって感染が促進することが明らかとなった。
索引語高湿度期間;感染;湿度;推定;昆虫病原糸状菌Beauveria bassiana;muscarium;タバココナジラミ;高湿度;感染率;V. lecanii水和剤
引用文献数23
登録日2013年08月15日
収録データベースJASI, AGROLib

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