チャトゲコナジラミの侵入初期のモニタリングにおける黄色粘着トラップの有効性

チャトゲコナジラミの侵入初期のモニタリングにおける黄色粘着トラップの有効性

レコードナンバー851067論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014825NACSIS書誌IDAN00186121
著者名上杉 龍士
佐藤 安志
書誌名日本応用動物昆虫学会誌
別誌名Japanese journal of applied entomology and zoology
日本応用動物昆虫学会誌
巻号,ページ57巻・ 1号, p.35-41(2013-02)ISSN00214914
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抄録チャトゲコナジラミは日本各地の茶園に分布拡大中の侵入害虫である。本種の未侵入地においては,侵入早期の段階で本種を発見し,計画的に被害を抑止するための管理へと移行させるために,継続的なモニタリング調査が重要である。本研究では,本種が静岡県で初めて侵入確認された茶園近辺の複数の調査地点にて,黄色粘着トラップによる成虫捕獲調査とチャ葉の抜き取りによる幼虫調査の結果を比較し,侵入初期の低密度下のモニタリングにおける黄色粘着トラップの有効性を検討した。黄色粘着トラップによる捕獲成虫数は相対密度であるが,チャ葉の抜き取りにより推定された幼虫密度との間に正の相関があることが分かった。また葉の抜き取り調査では幼虫が発見されなかった調査地点の多くにおいて,黄色粘着トラップで成虫が捕獲された。さらにトラップによる捕獲成虫数と幼虫密度の対数値の回帰直線から幼虫密度が0.01個体/葉という低密度下においても,2つのトラップ(3週間設置)による捕獲数の合計値は各調査回で143(95%信頼区間:49-418)個体,357(126-1010)個体,225(39-1279)個体と比較的多かった。以上の結果から,黄色粘着トラップによる成虫捕獲調査は,低密度下において本種の存在を確認するのに効率が良く,ある程度の正確さで個体数密度の推定もできることから,侵入初期のモニタリングに有効な手法になると考えられる。
索引語黄色粘着トラップ;侵入初期;チャトゲコナジラミ;本種;モニタリング;葉;トラップ;個体;低密度下;幼虫密度
引用文献数26
登録日2013年08月15日
収録データベースJASI, AGROLib

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