カワハギのβ溶血性レンサ球菌症に対する市販ヒラメ用ワクチンの有効性
カワハギのβ溶血性レンサ球菌症に対する市販ヒラメ用ワクチンの有効性
レコードナンバー | 851339 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00008714 | NACSIS書誌ID | AN00063165 |
著者名 | 石井 佑治 山田 敏之 杉原 志貴 高見 生雄 菅 向志郎 金井 欣也 | ||
書誌名 | 魚病研究 | ||
別誌名 | Fish pathology | ||
発行元 | [出版者不明] | ||
巻号,ページ | 48巻・ 1号, p.29-31(2013-03) | ISSN | 0388788X |
全文表示 | PDFファイル (381KB) | ||
抄録 | 市販ヒラメ用β溶血性レンサ球菌症ワクチンがカワハギのS. iniae感染症に有効か否かを検討した。まず,攻撃方法を決定するためにカワハギ由来のS. iniaeを用いて人為感染試験を行った。その結果,筋肉接種法では10 2 CFU/100g魚体重の攻撃菌数で死亡率は90%となった。一方,浸漬法では攻撃菌数10 8 CFU/mL,浸漬時間30分間でも死亡率は60%にとどまった。ワクチンの有効性試験では常用量およびその1/10量による免疫で有効性が確認された。常用量で免疫し,2週間,1か月,3か月および7か月後に攻撃試験を行って予防効果を調べたところ,どの時点でも有効率(RPS)は80%以上であった。以上の結果から,ヒラメβ溶血性レンサ球菌症不活化ワクチンはカワハギのS. iniae感染症に有効であり,免疫効果が長期間持続することが示された。 | ||
索引語 | カワハギ;有効性;免疫;iniae感染症;死亡率;常用量;用いて人為感染試験;攻撃菌数;CFU/mL;ワクチン | ||
引用文献数 | 12 | 登録日 | 2013年12月19日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |