印旛沼の張網で漁獲された魚類および大型甲殻類

印旛沼の張網で漁獲された魚類および大型甲殻類

レコードナンバー851343論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20024152NACSIS書誌IDAA1215225X
著者名梶山 誠
書誌名千葉県水産総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Chiba Prefectural Fisheries Research Center
別誌名千葉水総研報
発行元千葉県水産総合研究センター
巻号,ページ7号, p.23-32(2013-02)ISSN18810594
全文表示PDFファイル (977KB) 
抄録1)印旛沼において1993~2008年に張網漁獲物調査を実施し,魚類および大型甲殻類の出現状況を把握するとともに,1983~2008年に確認された種の量的な推移を検討した。2)1993~2008年の印旛沼において,魚類37種(在来種24種,国内産移入種7種,外国産移入種6種),大型甲殻類4種(在来種3種,外国産移入種1種)を確認した。3)印旛沼に生息する種を1975~1985年と1993~2008年で比較すると,在来種は32種から27種に減少しタナゴ,カマツカ,メダカ,ビリンゴ,ヌカエビが見られなくなり,移入種は11種から14種に増加しオオタナゴ,スゴモロコ,チャネルキャットフィッシュが新たに確認された。4)1983~1987年に比べ1988~1992年は多様度指数と出現種数が減少し,1993~2001年,2002~2008年は,出現種数は増加したが多様度指数は減少し,多様性の低下が見られた。5)1983年~1987年と2002~2008年でCPUEを比較すると,全種合計は56%に減少したのに対し,在来種の魚類合計は37%に減少し,在来種の量的な減少が確認された。6)1983年以降の各期に共通して優占していたのはモツゴ,ブルーギル,テナガエビの3種で,2002年以降はスジエビを加えた4種で漁獲物の90%以上を占めていた。7) ブルーギルは1988~1992年にCPUEが2270個体/袋で漁獲物の83%を占めるまで増殖したが,2002~2008年にはCPUEが76個体/袋で最盛期の3%まで減少した。8) モツゴのCPUEは1983~1987年は436個体/袋であったが,1988~2001年は180~190個体/袋,2002~2008年は216個体/袋に減少し,ブルーギルによる食害と産卵基質の減少が影響したものと考えられた。9)スジエビは2000年以降に急増し,一時CPUEで1000個体/袋以上,漁獲物の50%以上を占め,テナガエビは2002年以降に大きく減少し,ブルーギルとスジエビの増加の影響が考えられた。
索引語減少;CPUE;ブルーギル;スジエビ;袋;印旛沼;確認;種;モツゴ;在来種
引用文献数25
登録日2013年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat