長期にわたって胸腹水の貯留が認められた犬の卵巣腫瘍の1例

長期にわたって胸腹水の貯留が認められた犬の卵巣腫瘍の1例

レコードナンバー851401論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014801NACSIS書誌IDAN00191857
著者名西田 英高
田中 宏
北村 雅彦
栗山 麻奈美
越智 すなお
稲葉 俊夫
中山 正成
書誌名日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association
発行元日本獸医師会
巻号,ページ66巻・ 3号, p.190-193(2013-03)ISSN04466454
全文表示PDFファイル (411KB) 
抄録腹水の貯留を伴ったラブラドールレトリバー犬の卵巣腫瘍の症例に遭遇した。癌性腹膜炎が疑われたが,子宮及び腫瘍卵巣の摘出術のみを施した結果,術後に腹水の貯留は認められなくなった。しかし,術後7カ月に中皮様の細胞集塊を含んだ胸水が認められ,その後に同様の細胞を含んだ腹水の貯留と卵巣腫瘍の再発が確認された。利尿剤の投与及び胸水・腹水の抜去等の対症療法により,術後3年11カ月間生存した。死後剖検では,腹腔内に手拳大の顆粒膜細胞腫の再発,肺には卵巣腺癌の転移と思われる腫瘍の増殖巣が少数認められたが,中皮腫は認められなかった。犬において,卵巣腫瘍に加えて胸水や腹水を伴う場合には,安易に根治不能と判断しないことが重要であると考えられた。
索引語腹水;貯留;卵巣腫瘍;胸水;犬;再発;死後剖検;腹腔内;顆粒膜細胞腫;卵巣腺癌
引用文献数12
登録日2013年12月26日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat