畑地の基盤整備と土壌有機物
畑地の基盤整備と土壌有機物
レコードナンバー | 851595 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015000 | NACSIS書誌ID | AN00347581 |
著者名 | 赤坂 浩 | ||
書誌名 | 土壌の物理性 | ||
別誌名 | Soil physical conditions and plant growth, Japan | ||
発行元 | [出版者不明] | ||
巻号,ページ | 123号, p.19-24(2013-03) | ISSN | 03876012 |
全文表示 | PDFファイル (4931KB) | ||
抄録 | 北海道の畑地で実施している各種基盤整備事業(農業農村整備事業)のうち,有機質資材を用いたオホーツク地域での土壌改良と,疎水材に木質系チップ(カラマツチップ)を用いた上川地域での排水改良の事例について解説した.オホーツク地域の土壌改良では,まず保水性改善のために火山灰を客土し,次いで客土による作土層の腐植含有率低下を補うため,有機質資材(牛糞堆肥)を投入した.施工後の作土層の腐植含有率目標値を5%とすると,計算上は大量(190~350tha-1)の堆肥施用が必要となった.しかし,実際には作物生育と環境負荷への影響を考慮して,一律40tha-1の施用にとどめており,腐植含有率目標値の見直し等の課題が残されている.一方,上川地域の排水改良では,疎水材にカラマツチップを利用すると,工事実施に伴い二酸化炭素として排出される量の約20倍の炭素を畑地下層土に貯留可能と試算され,地球温暖化緩和策として有効である. | ||
索引語 | 畑地;基盤整備;土壌有機物 | ||
引用文献数 | 2 | 登録日 | 2014年01月09日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |