国内の種苗生産機関で利用されている主要なシオミズツボワムシ複合種6株の異なる水温と塩分での日間増殖率
国内の種苗生産機関で利用されている主要なシオミズツボワムシ複合種6株の異なる水温と塩分での日間増殖率
レコードナンバー | 851727 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00008678 | NACSIS書誌ID | AN00124667 |
著者名 | 小磯 雅彦 手塚 信弘 榮 健次 | ||
書誌名 | 水産増殖 = The aquiculture | ||
別誌名 | Aquacult. Sci. Aquaculture Science Suisanzoshoku | ||
発行元 | 水産増殖談話会 | ||
巻号,ページ | 61巻・ 1号, p.1-7(2013-03) | ISSN | 03714217 |
全文表示 | PDFファイル (833KB) | ||
抄録 | 国内の種苗生産機関のワムシ大量培養で利用されている主なSS型1株,S型2株,L型3株の計6株を用いて,市販の濃縮淡水クロレラを給餌し,水温範囲が15~30℃,塩分範囲が20~32psuの条件で日間増殖率を調べた。SS,S型は,水温15℃では負の増殖がみられたが,20℃以上では顕著に高くなり,また,低塩分ほど高増殖率が得られ,水温30℃,塩分20psuでは300%を超えた。一方,L型は,水温15℃でも増殖し,SS,S型と同様に高水温,低塩分の条件で高増殖率が得られたが,最大の日間増殖率は200%以下に留まった。これらの増殖特性は過去の利用株と多くの点で類似していた。水温上昇と塩分低下による日間増殖率の向上効果は全ワムシ株で認められ,特に,水温上昇では L型よりSS,S型が優れる傾向が示された。本研究での日間増殖率を培養計画の立案や培養状態の診断などに活用することで,今後のワムシ培養の安定性や効率性の向上が期待される。 | ||
索引語 | 日間増殖率;SS;S型;利用;増殖;国内;種苗生産機関;L型;条件;高増殖率 | ||
引用文献数 | 27 | 登録日 | 2014年01月16日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |