長野市街地ツキノワグマ出没個体は人里に依存していたか?

長野市街地ツキノワグマ出没個体は人里に依存していたか?

レコードナンバー851861論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010647NACSIS書誌IDAA11845727
論文副題安定同位体比分析による食性解析
著者名泉山 茂之
中下 留美子
岸元 良輔
鈴木 彌生子
林 秀剛
瀧井 暁子
書誌名信州大学農学部AFC報告
別誌名Bulletin Shinshu University Alpine Field Center
信州大学農学部アルプス圏フィールド科学教育研究センター報告
発行元信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター
巻号,ページ11号, p.25-28(2013-03)ISSN13487892
全文表示PDFファイル (396KB) 
抄録2012年10月5日に長野市市街地に出没して裾花川沿いで射殺されたツキノワグマ(Usrus thibetanus)個体について,年齢査定と胃内容物分析を行うとともに,体毛の炭素・窒素安定同位体比解析による食性履歴の推定を行い,出没原因として人に由来する食物に依存していたかを検討した。その結果,当該個体は3歳の性成熟前後のオスグマで,胃内容物分析から河川沿いでヨウシュヤマゴボウ(Phytolacca americana)を集中的に食べていたと考えられるが,モモ(Amygdalus persica)の種子が1個だけ検出された。安定同位体比解析では,炭素同位体比がやや高い時期が見られて,トウモロコシ等のC4植物を摂取していた可能性も否定できなかったが,依存していたほどの値ではなかった。従って,モモなどの果樹に誘引されて人里に下りてきた可能性も否定はできないが,過度の依存は認められず,河川敷を餌場として利用するうちに偶発的に市街地に入り込んだと推測される。
索引語依存;人里;胃内容物分析;モモ;可能性;否定;性成熟前後;ヨウシュヤマゴボウ;Phytolacca americana;Amygdalus
引用文献数13
登録日2014年01月17日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat