着床前マウスセルトリクローン胚におけるElF1Aのタンパク発現解析
着床前マウスセルトリクローン胚におけるElF1Aのタンパク発現解析
レコードナンバー | 852074 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20020157 | NACSIS書誌ID | AN10548943 |
著者名 | 曹 峰 若井 拓哉 渡辺 大士 河野 友宏 | ||
書誌名 | Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌 | ||
別誌名 | 日本卵子学会誌 | ||
発行元 | 日本哺乳動物卵子学会 | ||
巻号,ページ | 30巻・ 1号, p.41-45(2013-04) | ISSN | 13417738 |
全文表示 | PDFファイル (2348KB) | ||
抄録 | これまでの我々の網羅的なトランスクリプトーム解析は,体細胞核移植胚(SCNT胚)における細胞核の再プログラム機構を理解するために重要な情報を提供した。その一つとして,セルトリ細胞核移植胚(SeCNT胚)の着床前発生段階では,Eif1a遺伝子発現が低く抑えられていることが明らかにされた。しかしながら,EIF1Aタンパク質の発現レベルは明らかにされていない。そこで本研究では,我々は免疫染色とウェスタンブロット法によって着床前までの胚発生各段階におけるEIF1Aタンパク質の発現レベルを解析した。その結果EIF1Aタンパク質は卵核胞期(GV期)卵子,成熟卵子(MII期卵子)および着床前各時期の胚において常に一定量発現していることが明らかにした。重要なことに,EIF1Aの局在と発現レベルは,SeCNT胚と体外受精胚でほぼ同様で,母性由来のEIF1Aが着床前のSeCNT胚発生全体を通じて存在することが明らとなった。これらの結果により,Eif1aの遺伝子発現抑制はSeCNT胚の発生能に直接関与していないことが示唆された。 | ||
索引語 | EIF1Aタンパク質;発現レベル;ElF1A;SeCNT胚;着床前;我々;胚;体細胞核移植胚;セルトリ細胞核移植胚;着床前発生段階 | ||
引用文献数 | 22 | 登録日 | 2014年01月30日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |