アセチル化木材と高耐朽性樹種の耐朽性評価
アセチル化木材と高耐朽性樹種の耐朽性評価
レコードナンバー | 852083 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00012092 | NACSIS書誌ID | AN00240373 |
論文副題 | 屋外用途(ウッドデッキ等)を想定して | ||
著者名 | 酒井 温子 池上 智重 民谷 浩二 | ||
書誌名 | 木材保存 | ||
発行元 | 日本木材保存協会 | ||
巻号,ページ | 39巻・ 1号, p.24-31(2012-11) | ISSN | 02879255 |
全文表示 | PDFファイル (3019KB) | ||
抄録 | アセチル化木材(ラジアタパイン辺材,アセチル化度19%以上)と16種の高耐朽性樹種等について,JIS K 1571:2010「木材保存剤-性能基準及びその試験方法」5.2.1.1注入処理用に準拠して,室内耐朽性試験を実施した。その結果,腐朽操作前に耐候操作(流水中の浸せきと60℃乾燥の10回繰り返し)を実施しても,今回使用したアセチル化木材は,イペ,ウリン等の一部の高耐朽性樹種と共に,オオウズラタケおよびカワラタケによる質量減少率が3%以下となり,高い耐朽性と耐候性を有すると判断された。また,今回使用したアセチル化木材は,4mの板材の木口端部付近のみならず中央付近においても,同様の高い耐朽性能を示した。一方,一般に高耐朽性樹種と呼ばれる木材の中には,腐朽操作前に耐候操作を実施すると,腐朽による質量減少率が増加する樹種があった。この特徴を持つ樹種については,雨水や直射日光に直接暴露される野外よりも,屋内(湿潤環境含む)で使用することが適すると考えられた。 | ||
索引語 | アセチル化木材;高耐朽性樹種;樹種;実施;腐朽操作前;耐候操作;今回使用;質量減少率;イペ;ウリン | ||
引用文献数 | 13 | 登録日 | 2014年01月30日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |