佐賀県有明海におけるタイラギ漁業の歴史と漁場形成要因

佐賀県有明海におけるタイラギ漁業の歴史と漁場形成要因

レコードナンバー852203論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012373NACSIS書誌IDAN10412839
論文副題特に2009年度漁期の豊漁要因についてのいくつかの考察
著者名古賀 秀昭
荒巻 裕
書誌名佐賀県有明水産振興センター研究報告 = Bulletin of Saga Prefectural Ariake Fisheries Research and Development Center
別誌名Bull. Saga Prefect. Ariake Fish. Res. Dev. Cent.
佐有水試研報
発行元佐賀県有明水産振興センター
巻号,ページ26号, p.13-24(2013-01)ISSN09191143
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抄録有明海湾奥部において,タイラギは干潮線付近から水深10数メートルの主に砂泥底に生息しており,その漁法は,従来,干潟での徒捕りと水深が深い場所での鋤簾曳きによる漁業が主であったが,1919年にヘルメット式潜水器が正式に導入された。それ以降,漁獲量は飛躍的に増加したものの,豊凶を繰り返してきた。しかしながら,1999年以降,漁場の縮小や立ち枯れ斃死等により100年近くのヘルメット式潜水器の歴史の中でも特異的な不漁が続いている。このような中,2008年に泥質の湾奥西部海域で稚貝の大量発生が見られ,2009年漁期まで順調に成育したことから,12漁期ぶりに貝柱で100トンを超える豊漁となった。この要因として,貝殻細片などの着底基質が海底表面に現れた状態の中,浮泥の堆積が極めて少なかったことによりタイラギ幼生の着底・変態が成功し,その後も極端な高水温,低比重,貧酸素に曝されなかったことなど,気象,海況にも恵まれたためと推察された。
索引語歴史;ヘルメット式潜水器;タイラギ;水深10数メートル;貝殻細片;着底基質;海底表面;浮泥;タイラギ幼生;着底
引用文献数31
登録日2014年01月30日
収録データベースJASI, AGROLib

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