佐賀県有明海海域におけるDNAマーカーを用いたクルマエビ種苗の放流効果
佐賀県有明海海域におけるDNAマーカーを用いたクルマエビ種苗の放流効果
レコードナンバー | 852206 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00012373 | NACSIS書誌ID | AN10412839 |
著者名 | 佃 政則 大隈 斉 菅谷 琢磨 | ||
書誌名 | 佐賀県有明水産振興センター研究報告 = Bulletin of Saga Prefectural Ariake Fisheries Research and Development Center | ||
別誌名 | Bull. Saga Prefect. Ariake Fish. Res. Dev. Cent. 佐有水試研報 | ||
発行元 | 佐賀県有明水産振興センター | ||
巻号,ページ | 26号, p.49-55(2013-01) | ISSN | 09191143 |
全文表示 | PDFファイル (883KB) | ||
抄録 | 佐賀県有明海におけるクルマエビ漁業は,1999年まで30トン以上を維持していたが,それ以降急激に減少し,近年では1トン前後を推移している。クルマエビ資源回復のために,種苗放流に期待が寄せられるが,十分な効果が得られておらず,放流手法の改善が喫緊の課題となっている。そこで,DNAマーカー技術によりクルマエビの放流効果を正確に推定することが可能となった。本研究では,佐賀県有明海において,2010,2011年にサイズおよび時期別の放流を行い,DNAマーカー技術を用いて回収率を推定し,放流時期,放流サイズおよび昼夜の放流時間の違いを比較した。調査結果から,サイズは30mm放流よりも50mm放流でおよそ3倍高い回収率となり,種苗大型化により回収率が上昇したが,費用対効果を考慮すると,大型種苗が有利とはならなかった。放流時期については8月よりも6月で受益が大きくなることが再確認された。手法の改善策として,昼放流を夜放流にすることにより一定の回収率向上が示された。 | ||
索引語 | 放流効果;回収率;サイズ;佐賀県有明海;DNAマーカー技術;推定;放流;用いて回収率;放流時間;手法 | ||
引用文献数 | 11 | 登録日 | 2014年01月30日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |