東京湾生物相モニタリング調査(2)
東京湾生物相モニタリング調査(2)
レコードナンバー | 852452 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ20024258 | NACSIS書誌ID | AA1215535X |
論文副題 | マアナゴ(Conger myriaster)の餌生物の動向について | ||
著者名 | 田島 良博 久保島 康子 | ||
書誌名 | 神奈川県水産技術センター研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of the Kanagawa Prefectural Fisheries Technology Center 神水セ資料 | ||
発行元 | 神奈川県水産技術センター | ||
巻号,ページ | 6号, p.25-33(2013-03) | ISSN | 18808905 |
全文表示 | PDFファイル (1683KB) | ||
抄録 | 1 1992~2011年の生物相モニタリング調査の結果をもとに、餌生物の資源動向について検討を行った。その結果、2001年以前と比べ2002年以降には、平均CPUEで1/3程度まで低下した。2 月別CPUEの低下は春から夏にかけて顕著で、この時期の餌料環境が大きく低下したことが明らかとなった。3 春から夏に主漁期を迎えるマアナゴでは、前年の幼魚と主漁期の資源量指数との間に高い相関が見られたが、餌生物の減少とともにこの関係が崩れた。4 海洋観測の結果から、冬季には外洋系水の影響による水温と塩分の上昇が認められた。また、近年貧酸素化する水域が拡大し、解消時期が遅れる傾向が認められた。このような変化は、餌生物の分布のみならず、繁殖や生残に大きな影響を与えていると考えられた。5 餌生物の種組成の変化は2001-2002年を境界に起こったが、量の減少はそれにやや遅れて起こった。マアナゴ資源の減少は、この量的変化による影響ではないかと推察される。 | ||
索引語 | 餌生物;春;夏;低下;減少;影響;Conger myriaster;変化;結果;平均CPUE | ||
引用文献数 | 28 | 登録日 | 2014年02月07日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |