Arcanobacterium pyogenesによる牛乳房炎の発生状況とその予後に関する考察

Arcanobacterium pyogenesによる牛乳房炎の発生状況とその予後に関する考察

レコードナンバー852772論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008733NACSIS書誌IDAA11807069
著者名石山 大
山嵜 敦子
藤田 昌夫
近藤 敦子
溝本 朋子
書誌名家畜衛生学雑誌 = The Japanese journal of animal hygiene
別誌名Japanese journal of animal hygiene
発行元日本家畜衛生学会
巻号,ページ39巻・ 1号, p.1-7(2013-05)ISSN13476602
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抄録2010年4月から1年間の千葉県南部地域におけるArcanobacterium pyogenesが原因とされた乳房炎の発生状況と予後を病傷カルテおよび聞き取りによって調査し、治療効果について検討した。A. pyogenesは乳房炎の原因菌の3.8%(79/2,101)であった。同菌は夏季乳房炎の原因菌とされるが、本調査では発生率に季節性は認められなかった。乾乳期および分娩後10日以内に発症した牛が全体の72.9%(51/70)を占めていたため、分娩前からA. pyogenesに感染している可能性が示唆された。予後は、治癒24.6%に対し、盲乳32.8%、淘汰36.1%、死亡4.9%であり、産乳量に大きな影響を及ぼすと考えられた。また、周産期疾病に併発すると死廃率が高くなる(55.1%)ことから、重症化を防ぐためには周産期の飼養管理の改善が重要と思われた。一方で、分離菌株は多くの抗生物質に薬剤感受性を示し、乳房の硬結や水様乳汁の症状のない牛では治癒率が高いことから、早期発見および治療が治癒率を向上させる上で重要と考えられた。
索引語予後;発生状況;乳房炎;原因菌;牛;治癒率;pyogenes;乾乳期;周産期;牛乳房炎
引用文献数18
登録日2014年02月14日
収録データベースJASI, AGROLib

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