輸入茶中の残留農薬実態(1992年4月~2010年3月)
輸入茶中の残留農薬実態(1992年4月~2010年3月)
レコードナンバー | 852839 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00009680 | NACSIS書誌ID | AN00117741 |
著者名 | 小林 麻紀 大塚 健治 田村 康宏 富澤 早苗 木下 輝昭 上條 恭子 岩越 景子 佐藤 千鶴子 永山 敏廣 高野 伊知郎 | ||
書誌名 | 食品衛生学雑誌 | ||
別誌名 | Journal of the Food Hygienic Society of Japan Food hygiene and safety science J. Food Hyg. Soc. Jpn. Food Hyg. Saf. Sci. 食衛誌 Shokuhin eiseigaku zasshi | ||
発行元 | [日本食品衛生学会] | ||
巻号,ページ | 54巻・ 3号, p.224-231(2013-06) | ISSN | 00156426 |
全文表示 | PDFファイル (1744KB) | ||
抄録 | 1992年4月から2010年3月にかけて東京都内で市販されていた輸入茶116検体について農薬の残留調査を行った。その結果,76検体から22種類の有機リン系農薬,有機塩素系農薬,ピレスロイド系農薬などが痕跡値(0.01ppm未満)~4.0ppmの範囲で検出された。検出率は,不醗酵茶90%,半醗酵茶89%,醗酵茶49%と醗酵茶で低く,また,菌を使った発酵を行うプーアル茶では,有機リン系農薬は検出されなかった。発酵工程により農薬は減少するが,化学的に安定な有機塩素系農薬やピレスロイド系農薬は減少しにくく,検出されやすいことが示唆された。農薬が検出された輸入茶を喫食した場合の農薬の推定摂取量を算出し,一日摂取許容量(ADI)と比較したところ,エチオン45%を除いて各農薬ADI値の1%未満であり,通常の飲食による健康影響はないものと考えられた。 | ||
索引語 | 農薬;検出;有機リン系農薬;有機塩素系農薬;ピレスロイド系農薬;減少;ADI;残留農薬実態;醗酵茶;発酵 | ||
引用文献数 | 10 | 登録日 | 2014年02月21日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |