富山県のスギ人工林皆伐跡地における実生更新初期段階の稚樹の動態

富山県のスギ人工林皆伐跡地における実生更新初期段階の稚樹の動態

レコードナンバー852934論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20018854NACSIS書誌IDAA12003078
著者名高橋 由佳
長谷川 幹夫
図子 光太郎
相浦 英春
書誌名日本森林学会誌
別誌名日林誌
J. Jpn. For. Soc.
発行元日本森林学会
巻号,ページ95巻・ 3号, p.182-188(2013-06)ISSN13498509
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抄録多雪地帯のスギ人工林皆伐跡地における実生更新過程を明らかにするため,この地域で一般的にみられる前生樹が少ない林分において,伐採後に発生した高木性木本の消長を5年間追跡調査した。伐採後5年間に発生した高木性木本は総出現種数30種,99,400±64,200本/haで,そのうち8割以上が伐採当年に発生した。当年発生実生の86%はアカメガシワとカラスザンショウの2種が占めたが,これらの先駆性樹種は,伐採5年目までに著しく生存本数が減少し,樹高成長も停滞するなど,短期間で衰退する傾向を示した。替わって生存率が高く,樹高成長も著しかったのが,オニグルミ,ミズキ,ホオノキ,ウワミズザクラなどのギャップ種であった。本調査地のように積雪が多く,ススキなどの下層植生の繁茂が著しい条件下では,早期に先駆性樹種の衰退が起こり,このようなギャップ種を優占種とする林分がまず成立する可能性が高いと考えられた。
索引語発生;スギ人工林皆伐跡地;実生更新初期段階;林分;高木性木本;先駆性樹種;樹高成長;衰退;ギャップ種;当年発生実生
引用文献数31
登録日2014年02月21日
収録データベースJASI, AGROLib

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