ポット栽培コムギ消費水量の季節推移と瀬戸内干拓地コムギ圃場における灌漑の要否

ポット栽培コムギ消費水量の季節推移と瀬戸内干拓地コムギ圃場における灌漑の要否

レコードナンバー852936論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名石川 直幸
石岡 厳
窪田 潤
竹田 博之
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ82巻・ 3号, p.215-222(2013-07)ISSN00111848
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抄録近年,暗渠排水と地下灌漑の機能を兼ね備えた地下水位制御システム(FOEAS)の田畑輪換圃場への導入が各地で進められているが,コムギ栽培に対する地下灌漑の効果は明らかになっていない。FAOのマニュアルによれば,コムギが良好に生育するためにはコムギ栽培期間中に450~650mmの水が必要とされている。瀬戸内地域(山口県と広島県西部を除く)におけるコムギ栽培期間の降水量は400~500mm程度と少ないが,コムギ栽培時に灌漑は行われていない。そこでポット栽培により,多収を得るのに必要なコムギの生育時期別の消費水量の推移を明らかにするとともに,瀬戸内干拓地のコムギ栽培圃場における灌漑の要否について考察した。ポット栽培における1日当たり消費水量は,播種から2月上旬までは約1mmで,その後増加して出穂期頃には約8mmに達した。登熟中期まで消費水量の多い状態が継続し,登熟後期に減少した。生育期間全体の消費水量は612mm,そのうち出穂後は326mmであった。本年(2011年11月~2012年6月)の降水量は生育期間全体で338mm(平年より77mm少ない),そのうち出穂後が72mm(平年の半分以下)であった。供試圃場の地下水位は,無灌漑圃場では-40~-60cm,地下灌漑圃場では-30~-50cm程度だった。無灌漑圃場と灌漑圃場の間には,コムギの生育や収量等に差が認められなかった。これは,灌漑しなくても地下から十分な量の水が供給されているためと考えられる。
索引語灌漑;コムギ;地下灌漑;水;消費水量;灌漑圃場;要否;生育;降水量;ポット栽培
引用文献数14
登録日2014年02月21日
収録データベースJASI, AGROLib

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