低地力条件下における水稲の植付け深が窒素およびケイ酸吸収量に及ぼす影響
低地力条件下における水稲の植付け深が窒素およびケイ酸吸収量に及ぼす影響
レコードナンバー | 853138 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20011749 | NACSIS書誌ID | AN00195767 |
著者名 | 水野 貴文 森 静香 藤井 弘志 | ||
書誌名 | 日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan | ||
別誌名 | 日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養 Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition 日本土壌肥料学雑誌 | ||
発行元 | 日本土壌肥料學會 | ||
巻号,ページ | 84巻・ 4号, p.267-274(2013-08) | ISSN | 00290610 |
全文表示 | PDFファイル (3050KB) | ||
抄録 | 本研究では,水稲における効率的な養分吸収法として,植付け深が生育・収量および窒素・ケイ酸の養分吸収量に及ぼす影響について低地力条件下で検討した。1) 2009年・2010年とも生育期間を通し,植付け深が浅いほど茎数および穂数が多く推移する傾向であった。2) 両年次のN0およびN3区の収量は浅植えほど増加する傾向であったが,N6区の収量は4cm>2cm>8cmとなり,4cm植えの収量が2cm植えより優る傾向であった。3) N0およびN3区の窒素およびケイ酸吸収量は浅植えほど増加する傾向であった。この要因として,浅植えによって茎数が増加し,分げつの発生に伴い冠根が発生し,根量が増加すること,浅植えによって根の分布域が作土層全体に及ぶことから根域の広がりによりケイ酸および窒素吸収量が増加すると推察された。4) N6区の窒素およびケイ酸吸収量は4cm>2cm>8cmとなり,4cm植えの吸収量が2cm植えより優る傾向であった。この要因として,N6区の浅植えによる過剰生育による後期凋落が考えられた。 | ||
索引語 | 浅植え;傾向;増加;収量;茎数;発生;窒素;低地;条件;水稲 | ||
引用文献数 | 50 | 登録日 | 2014年02月28日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |