アルストロメリア種間交雑における花粉管伸長と受精胚珠率

アルストロメリア種間交雑における花粉管伸長と受精胚珠率

レコードナンバー853377論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004489NACSIS書誌IDAA11611599
著者名村田 奈芳
篠田 浩一
書誌名北海道農業研究センター研究報告 = Research bulletin of the National Agricultural Research Center for Hokkaido Region
別誌名Research bulletin of the NARO Hokkaido Agricultural Research Center
Res. Bull. Natl. Agric. Res. Cent. for Hokkaido Reg
北海道農研研報
発行元北海道農業研究センター
巻号,ページ200号, p.1-13(2013-07)ISSN13478117
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抄録アルストロメリアの種間交雑における交雑不親和性の打破につなげるため,受粉24時間後の花粉管伸長程度ならびに受精胚珠率の種間差を調査するとともに,受粉4時間後から48時間後の花粉管伸長程度ならびに受精胚珠率の経時的変化を調査した。アルストロメリア野生種12種を供試し,このうちA. magenta,A. magnifica,A. pulchraおよびA. inodoraの4種を子房親に用いて種間交雑を行ったときの受粉24時間後の花粉管伸長程度と受精胚珠率を明らかにした。A. magentaを子房親に用いたとき,全ての組合せで花粉発芽,花粉管伸長がみられたが,受精胚珠率は種によって大きく異なり,平均で28.3%であった。A. magnificaを子房親に用いたとき,A. versicolorとの交配で受精胚珠率0.6%であったほかは,ほとんど花粉発芽が起こらないか花粉管伸長が柱頭上で止まっているものが多く,受精胚珠率は平均で0.1%であった。A. pulchraを子房親に用いたとき,交配組合せによって花粉管伸長に差がみられ,A. ligtu,A. magentaおよびA.magnificaを花粉親にした3組合せで受精がみられた。受精胚珠率の平均は1.5%であった。A. inodoraを子房親に用いたとき,花粉発芽,花粉管伸長とも良好な組合せが多く,8組合せで受精がみられた。受精胚珠率の平均は10.8%であった。また,種間交雑を行ったときに交雑不親和性のみられるA. pulchraを子房親に用いて,自殖および種間交雑(A. pulchra×A. magenta)での花粉管伸長程度を,20℃,24時間日長条件下で,受粉後4時間ごとに観察した。A. pulchraの自殖では受粉12時間後に花粉管が子房内に到達し,受精がみられ,受粉48時間後の受精胚珠率は20.5%であった。これに対し,種間交雑(A. pulchra×A. magenta)では受粉48時間後でも多くの花粉管伸長は柱頭上のみまたは花柱上部~中部までであった。しかし,受粉16時間後以降のものでごくまれに花粉管が子房内に侵入しているものがみられ,0.3~1.9%の受精胚珠率であった。
索引語受精胚珠率;花粉管伸長;A.magenta;子房親;とき;種間交雑;受精;花粉管伸長程度;平均;交雑不親和性
引用文献数19
登録日2014年03月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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