東丹沢大洞沢試験流域における窒素流出機構

東丹沢大洞沢試験流域における窒素流出機構

レコードナンバー853407論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20019321NACSIS書誌IDAA11981838
著者名小田 智基
鈴木 雅一
内山 佳美
書誌名神奈川県自然環境保全センター報告 = Bulletin of the Kanagawa Prefecture Natural Environment Conservation Center
発行元神奈川県自然環境保全センター
巻号,ページ10号, p.53-57(2013-03)ISSN13492500
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抄録丹沢山地大洞沢における窒素流出について把握するため、降水・土壌水・地下水・渓流水の水質モニタリングを行い、水の流動過程とともにどのように硝酸態窒素濃度が形成されているのかを調べ、さらに窒素収支の推定を行なった。降水中NO3-、NH4+濃度はおよそ10μmol/lであり、樹冠を通過すると20μmol/l近くにまで濃度が上昇した。さらに、土壌の浅い部分でのNO3-濃度は高い濃度(100μmol/l)であるが、深く浸透するにつれて濃度が低下し、渓流水への流出NO3-濃度は30~40μmol/lであった。NO3--N、NH4+-Nを合わせた林外雨と樹冠を通過した林内雨・樹幹流によるN流入負荷量は、2010~2011年の平均でそれぞれ7kgN/ha・13kgN/haであった。それに対して大洞沢内の3流域(No1、No3、No4流域)のN流出負荷量はそれぞれ14,9,26kgN/haであった。大洞沢流域末端におけるN流出負荷量は10kgN/haを超える高い流出量であり、窒素飽和に近い状態にある可能性が示唆された。
索引語濃度;渓流水;NH4+濃度;NH4+;樹冠;通過;N流出負荷量;土壌水;水;降水中NO3-
引用文献数10
登録日2014年03月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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