琵琶湖におけるアユ仔稚魚の体長組成および成長履歴の地域差
琵琶湖におけるアユ仔稚魚の体長組成および成長履歴の地域差
レコードナンバー | 853566 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00008678 | NACSIS書誌ID | AN00124667 |
著者名 | 酒井 明久 矢田 崇 井口 恵一朗 | ||
書誌名 | 水産増殖 = The aquiculture | ||
別誌名 | Aquacult. Sci. Aquaculture Science Suisanzoshoku | ||
発行元 | 水産増殖談話会 | ||
巻号,ページ | 61巻・ 3号, p.253-259(2013-09) | ISSN | 03714217 |
全文表示 | PDFファイル (4592KB) | ||
抄録 | 琵琶湖において,えり漁におけるアユ漁獲量は,2008~2010年の3年間共通して,漁期当初(11月下旬~12月上旬)には南東部水域で多く,北西部水域で少なかった。この原因を明らかにする目的で,2010年12月に底曳き網を用いて沿岸4地点でアユ仔稚魚を採集し,体長組成と成長履歴を調べた。この結果,えり漁の漁獲対象となる体長30mm以上の個体の比率は,漁獲量の多い南東部水域で高かった。また,ふ化から12月までの平均成長速度には水域間で差が認められたが,これはふ化後1カ月以降に生じたことがわかった。アユ漁獲量の地域差は,水域間の体長組成の違いがその一因であると考えられた。体長組成が水域間で異なる原因については,アユの成長と移動の両面から検討する必要がある。 | ||
索引語 | 体長組成;アユ仔稚魚;成長履歴;水域間;琵琶湖;地域差;えり漁;アユ漁獲量;南東部水域;原因 | ||
引用文献数 | 14 | 登録日 | 2014年03月06日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |