冬季の日没後または日の出前の昇温処理がスプレーカーネーションの開花,収量および切り花形質に及ぼす影響
冬季の日没後または日の出前の昇温処理がスプレーカーネーションの開花,収量および切り花形質に及ぼす影響
レコードナンバー | 870008 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20004168 | NACSIS書誌ID | AA11608561 |
著者名 | 馬場 富二夫 石井 香奈子 武藤 浩志 稲葉 善太郎 | ||
書誌名 | 園芸学研究 | ||
別誌名 | Horticultural research (Japan) | ||
発行元 | 園芸学会 | ||
巻号,ページ | 12巻・ 4号, p.389-396(2013-10) | ISSN | 13472658 |
全文表示 | PDFファイル (493KB) | ||
抄録 | スプレーカーネーション(Dianthus caryophyllus L.)の効率的な夜温管理法を確立するために,‘ライトピンクバーバラ’(‘LPB’)と‘チェリーテッシノ’(‘CT’)を供試し,日没後および日の出前の4時間を17℃に昇温,その他の夜温を10℃に設定し,10℃一定夜温と比較した。さらに日没後昇温後の夜温を5℃にした区を設定し,生育,収量および切り花形質を調査した。日没後および日の出前いずれの昇温においても,同等に到花日数が短縮し,冬季の収穫本数が増加した。しかし,日の出前の昇温では切り花重が軽く,花らい数が減少するなどの切り花形質への悪影響がみられた。昇温後の夜温管理では5℃の場合,10℃一定区に比べて消費熱量が少ないにもかかわらず,到花日数が短縮し,収穫本数は同等で,コスト削減効果が高いと考えられた。以上の結果から,‘LPB’,‘CT’ともに夜間の短時間昇温処理により到花日数が短縮し収穫本数を増加させるが,切り花形質の点から日没後の昇温が効果的であり,昇温処理後の夜温を低くしても同等の生育でコスト削減効果が認められることが見いだされた。 | ||
索引語 | 昇温;日の出前;夜温;到花日数;収穫本数;切り花形質;冬季;コスト削減効果;短縮;スプレーカーネーション | ||
引用文献数 | 15 | 登録日 | 2014年06月11日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |