キタキチョウの夏型雄の精子生産と注入精子数

キタキチョウの夏型雄の精子生産と注入精子数

レコードナンバー870048論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014825NACSIS書誌IDAN00186121
著者名小長谷 達郎
渡辺 守
書誌名日本応用動物昆虫学会誌
別誌名Japanese journal of applied entomology and zoology
日本応用動物昆虫学会誌
巻号,ページ57巻・ 4号, p.243-248(2013-11)ISSN00214914
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抄録キタキチョウの夏型雄は,羽化後数日間の交尾活性が低いと報告されてきた。室内飼育をして羽化させた様々な日齢の未交尾雄と未交尾雌をケージ内で交尾させ,交尾終了後に雌を解剖して,注入されていた精包の重量,有核精子の数,無核精子の数を調べた。また,雄を解剖し,体内に残存していた精子の数を調べた。羽化翌日の雄は40頭中1頭しか交尾しなかった。交尾した雄は0.47mgの精包と,7本の有核精子束,47,000本の無核精子を注入していた。精包重量と保有精子数は,雄の日齢とともに増加したが,上限が認められた。モデルをあてはめたところ,それらの上限は,精包重量で2.0mg,有核精子束数で107本,無核精子数で650,000本と計算された。上限に達するまでには,約14日間を要した。有核精子束と無核精子は保有数に対して常に一定の割合で注入されていたので,14日齢までの雄なら,老齢の個体ほどより大きな精包とたくさんの精子を生産・注入できるといえる。若齢雄の交尾活性が低いのは,充分な量の精包や精子を生産し,精子競争で有利になるまで待つ戦略であると考えられた。
索引語雄;キタキチョウ;精包;精子;注入;交尾;無核精子;夏型雄;有核精子束;日齢
引用文献数30
登録日2014年06月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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