カンショと緑茶屑を活用した飼料給与が梅山豚の肥育成績および血液性状に及ぼす影響

カンショと緑茶屑を活用した飼料給与が梅山豚の肥育成績および血液性状に及ぼす影響

レコードナンバー870067論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011654NACSIS書誌IDAN10202971
著者名味埜 美紀
祐森 誠司
池田 周平
書誌名日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science
発行元日本養豚学会
巻号,ページ50巻・ 3号, p.119-127(2013-09)ISSN0913882X
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抄録本試験は国産の飼料資源を活用すべくカンショを主体として緑茶屑を添加した飼料を肥育豚に給与し,一般的な飼料を給与した肥育豚の発育,消化性,肉質および血液性状について比較検討した。供試豚の梅山豚去勢12頭を,トウモロコシ60%配合飼料(対照区),カンショ60%配合飼料(試験区I),カンショ60%配合飼料に緑茶屑6%を添加した配合飼料(試験区II)として4頭ずつ配分し,45~90kgの肥育期間に試験飼料を給与した。消化試験は肥育前期,後期に各1週間ずつ行い,試験終了時に採血を行った。と殺後に枝肉性状,肉質について調査した。飼料摂取量と日増体量は緑茶屑の添加により有意(P<0.05)に低い値を示し,飼育期間は約3週間延長した。粗タンパク質の消化率は緑茶屑とカンショの利用で有意(p<0.05)に低くなり,粗繊維の消化率は有意に高くなった。枝肉成績に有意差は認められず,ロース部の一般成分も有意差は認められなかった。背脂肪を除いた筋間脂肪を含むロース部の粗脂肪含量は対照区が42.1±2.0%であったのに対して試験区IIは38.0±2.2%となり,有意差は認められなかったがやや低い値(P=0.42)を示した。また,血液性状に有意差は認められなかった。肉及び背脂肪の色調において,試験区IIのロースa*値と背脂肪L*値は他の2区より有意(P<0.05)に高い値を示した。外層の脂肪酸組成ではC16:0で試験区Iが試験区IIに対して高まり,C18:2は試験区II,対照区,試験区Iの順で高い値となり,それぞれ有意差(P<0.05)が認められた。緑茶屑添加により,C18:3は外層,内層共に有意(P<0.05)に高い値となった。以上の結果から,緑茶屑の添加で飼料摂取量が少なくなり成長に遅延が見られたが,脂肪蓄積が抑制された可能性が示唆された。
索引語緑茶屑;値;有意差;添加;配合飼料;P&lt;カンショ;血液性状;試験区II;ロースa*値
引用文献数20
登録日2014年06月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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