動的貯蔵環境下の有孔フィルムMA包装におけるガスおよび水蒸気交換のシミュレーション
動的貯蔵環境下の有孔フィルムMA包装におけるガスおよび水蒸気交換のシミュレーション
レコードナンバー | 870104 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00016464 | NACSIS書誌ID | AA11178236 |
著者名 | 疋田 慶夫 河野 俊夫 | ||
書誌名 | 日本食品保蔵科学会誌 | ||
別誌名 | 日本食品保蔵科学会誌 | ||
発行元 | 日本食品保蔵科学会 | ||
巻号,ページ | 39巻・ 5号, p.263-271(2013-09) | ISSN | 13441213 |
全文表示 | PDFファイル (526KB) | ||
抄録 | 流通環境の温度と湿度がダイナミックに変動する動的環境下における適切な包装条件を探索することを目的に,有孔フィルムを用いたMA包装におけるO2,CO2,N2,および水蒸気のフィルム内外での交換をシミュレーションするための数学モデルと計算アルゴリズムを示した。また,シミュレーション・プログラムによる計算結果を実験により検証した。数学モデルは,有孔部における気体の拡散に加え対流現象を考慮して作成した。計算アルゴリズムは,包装外大気の温度と湿度データを一定時間間隔Δtで読みながら,Δtにおける定常計算により包装内O2,CO2,N2および水蒸気の体積と濃度,青果物の積算蒸散量および積算CO2排出量,積算水分凝縮量を計算するものである。実験による検証の結果,包装内のO2,CO2濃度および試料の質量変化において,包装外大気の流動に依るものと考えられる計算値と実測値の差異がみられたが,数学モデルに基づく計算結果は概ね良好に検証された。上記の計算値と実測値における差異は,有孔部における有効ガス透過度が包装外大気の流動により増加したことによるものと考えられ,孔の有効ガス透過度の値に大気の流動を加味することによって改善されるものと考えた。 | ||
索引語 | シミュレーション;有孔部;有効ガス透過度;検証;包装外大気;流動;数学モデル;動的貯蔵環境下;有孔フィルムMA包装;水蒸気交換 | ||
引用文献数 | 16 | 登録日 | 2014年06月11日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |